今回の仕事は、お客様の敷地内にあった松の木の、伐採から家具までの長い工程の報告です。
足掛け3年です。
Mさんのお宅は、平塚市では有名な(扇の松)の近くにありました。
新築時に、どうしても敷地内の松の木を伐採しなければならなくなり、なんとか記念になにか作れないか?ということでした。
請け負った工務店は古河林業さんでした。http://www.furukawa-ringyo.co.jp/
まず、実際に樹を見に行きました。10m以上の高木で、直径40cmぐらいのもので、家具材になれる’樹’でした。土建屋さんと相談し、上のスケッチのようなところで、伐採してもらいました。(放って置くと、すぐに’ぶつ切り’にしてしまう土建屋さんが多いのです。)
そして、いつもお世話になっている製材屋さん(愛中木材)さんといしょに運び、製材です。
思いの他、いい、素直な木目でした。
桟積みして乾燥です。(最低2年はかかります。)工房ではスペースがないので、製材屋さんで保管してもらいました。
2年経ち、乾燥し、さらに1年経ちました。
お客様(Mさん)の構想では、まず椅子4脚(テーブルは、新築時に購入)、それから、キッチンで使う台、パソコン机、TV台などなど、でした。
今回は椅子です。
どうしても ’チャーチチェア’が好きということでした。(昔から有名な椅子です。)
松だと、脚は少し太くした方がいいと思いました。
この構造のタイプは作ったことがなかったので、まず、自分用に試作してみました。
’ザ、チェアー’です。
すこし、気になるところを改良して、背もたれなどのやりとりをします。
(十字架には、こだわっていませんでした。)
色の相談 テーブルがかなり濃い色なので、合わせます。
(本当はこのままが好きですが、、、)
部屋で撮影
部屋にも合いましたね!
チャーチチェアー(chair051) 松 着色ワックス仕上げ
参考価格 55000円(1脚) 税込み 製材、保管料別
平塚市 Mさん
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