ちゃぶ台③ 試作第2弾
杉のうずくりちゃぶ台、けっこう脚もしっかり組んで、きつめに作っていたのですが、やはりこの構造だと脚がグラグラしてくるようです。
ので、このタイプの脚はちょっと保留にしました。
◆それで前々回のブログ(ちゃぶ台考)で紹介したひとつの脚の構造をヒントに、もうひとつ試作してみました。
脚をバネをはずしながら引っ張り出します。
4本を引っ張り出します。
横からの状態
脚を開いた時にハの字にして、脚に踏ん張りが効きます。そして、より軽い感じを出す為にテーパを付けました。
折り畳み式でなければ、しっかりほぞで作って比較的簡単なのですが、やはり”折り畳み式ちゃぶ台”にこだわりたかったので、、、
そして、杉のちゃぶ台は、うずくりして色を載せた方がよさそうと判断(ただし、ウレタン塗膜は、杉の良さを消してしまうと思っていますので、これは顔料系の色付けにオイルです。)
何だか古民家に合いそうな、レトロなちゃぶ台が完成しました。
そうすると、これを定番商品にした場合、やはり”色なしの木地仕上げのもの”が欲しくなりました。杉の白太が気になるので、候補に出るのは、針葉樹のキング、”ヒノキ”です。
しかし、どうせヒノキを使うなら、無地のきれいなヒノキではなく、敢えて節のあるヒノキを使いたい!と思いました。
当然、節のないヒノキの方が”高級”ですが、作り手にとっては、節のある木は扱いが厄介で、、作るのにも時間がかかってしまいます。 以前材木屋のおっちゃんが言っていたのを思い出します。”高級な木ってのは、誰が使ったって、それなりになるから、高いんだよ!”
畳んだ脚
開いて
少しジョイントを変更
この2台を”定番商品”とする事に決めました。
a:1434 t:1 y:1